【発表】IR Reading 2025春に参加してきました
こんにちは。大江です。
2026年5月30日に開催されたIR Reading2026春に参加してきました。
私は通算4度目の参加となります。
今回は、先日ICMR2026に採録された主著論文と、主要国際会議に採録された2本の合計3本の論文を紹介し、近年のファッション情報アクセス技術の研究動向を探りました。
2026年5月現在、ファッション情報アクセス技術に関する研究論文は様々な国際会議で採録・発表されています。
情報アクセス技術の文脈ではコーディネート推薦、検索が主流ですが、Computer Visionの領域ではやはり仮想試着技術に関する研究がホットです。
Dual-Diffusion TransformerやSuperpixel Tokenizationといった高度なComputer Visionの技術が応用されており、学びの多い論文でした。
今回、参加者の方々の論文紹介を聞いていて特に面白いなと感じた点は、LLMが生成したデータと人間が作成したデータの比較や、LLMによる情報検索の質の評価といった研究がかなり多く紹介されていた点です。
これまでは、LLMを活用してとにかく自動化したり、検索精度を上げたり、といった研究が大半を占めていましたが、逆にLLMの利用に懐疑的になっている印象を受けました。
論文紹介を聞きながら、「例えば汎用的な生成AIが考えたコーディネートと、ファッション専門家が考えたコーディネートは、どちらが人間に好まれやすいんだろう」みたいなことを考えていました。
色んな分野、領域の論文を知れるからこそ、自分の研究テーマの幅を広げるよいきっかけにもなりますよね。
今回紹介した論文は以下の通りです。
- Asymmetric Pipeline for Dataset Construction and Situation-aware Generative Outfit Retrieval Leveraging Differences in Task Difficulty, Yuma Oe, Katsumi Tanaka, Yoshiyuki Shoji, Proc. of The 16th ACM International Conference on Multimedia Retrieval (ICMR2026), 2026.
- Dual-Diffusional Generative Fashion Recommendation, Mingzhe Yu, Lei Wu, Qianru Sun, Yunshan Ma, Proc. of the 48th International ACM SIGIR Conference on Research and Development in Information Retrieval(SIGIR2026), 2026.
- Beyond Patches: Superpixel Token-based Transformers for Attribute-Specific Fashion Retrieval, Shuili Zhang, Hongzhang Mu, Wenyuan Zhang, Duohe Ma, Tingwen Liu, Proc. of the ACM Web Conference 2026(TheWebConf2026), 2026.
IR Readingの詳細に関しては、以下のサイトをご確認ください。
- Webサイト:https://sigirtokyo.github.io/post/2026-05-30-irreading_2026spring/
- 開催日程:2026年5月30日
- 開催:オンライン